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六つの力

人生に絶対的な幸福感を感じるための力

人生において幸福を感じるには、生命力が必要がひつようです。

モノや情報で溢れかえった現代では物質文化が豊かになった一方で、生命力は減退しやすい状況にあります。ここでいう生命力とは「幸福」と同義です。

なぜ生命力が減退しやすいのか。米国の心理学者バリー・シュワルツが「選択のパラドックス」という言葉で表現している通りです。

簡単に説明すると「人は選択肢が増えれば増えるほど不幸になる」という考え方です。

つまり、選ぶことに時間と労力を使い、かつ選択した後も「あのときあちらを選んでいれば…」という後悔がつきまとい、過去・現在・未来を意識が同時に行き続けなければならず、脳が疲弊してエラーを起こしてしまうのです。

これは、本質をつかめなくなることで生じる混乱です。

選択肢の過剰供給により、無駄の無いシンプルな生活が不可能となり「何がいまの自分にとって本当に必要なモノ(コト)なのか」が分からなくなってしまう。自分自身が本当に求めていることに整理がつかず、あれも欲しいこれも欲しいという状態になり、結果、二兎追う者は一兎も得ずになってしまっているからです。

本当の生命力=幸福とはなにか。

自己実現理論で有名なアメリカの心理学者、アブラハム・マズローは「欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド)」というものを残しています。

そこでは下から、

①生理的欲求

生命を維持するための本能的な欲求で、食事・睡眠・排泄など。極端なまでに生活のあらゆるものを失った人間は、生理的欲求が他のどの欲求よりも最も主要な動機付けとなります。一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどありませんが、人間にとってこの欲求しか見られないほどの状況は一般的ではないため、通常の健康な人間は即座に次のレベルである安全の欲求が出現します。

②安全の欲求

安全性、経済的安定性、良い健康状態の維持、良い暮らしの水準、事故の防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットなども、これを満たす要因に含まれます。
この欲求が単純な形ではっきり見られるのは、脅威や危険に対する反応をまったく抑制しない幼児。一般的に健康な大人はこの反応を抑制することを教えられている上に、文化的で幸運な人はこの欲求に関して満足を得ている場合が多いので、真の意味で一般的な大人がこの安全欲求を実際の動機付けとして行動するということはあまりありません。

③社会的欲求/所属と愛の欲求

生理的欲求と安全欲求が十分に満たされて、はじめてこの欲求が現れます。
自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚。情緒的な人間関係についてや、他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚。愛を求め、今や孤独・追放・拒否・無縁状態であることの痛恨をひどく感じるようになります。
不適応や重度の病理、孤独感や社会的不安、鬱状態になる原因の最たるものがこれです。

④承認(尊重)の欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。

尊重のレベルには二つあります。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができます。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしています。

高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視されます。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じます。

⑤自己実現の欲求
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってきます。自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求。すべての行動の動機が、この欲求に帰結されるようになります。
 

ちなみに、これら5つの欲求全てを満たした「自己実現者」には、以下の15の特徴が見られます。

  1. 現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
  2. 自己、他者、自然に対する受容
  3. 自発性、素朴さ、自然さ
  4. 課題中心的
  5. プライバシーの欲求からの超越
  6. 文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
  7. 認識が絶えず新鮮である
  8. 至高なものに触れる神秘的体験がある
  9. 共同社会感情
  10. 対人関係において心が広くて深い
  11. 民主主義的な性格構造
  12. 手段と目的、善悪の判断の区別
  13. 哲学的で悪意のないユーモアセンス
  14. 創造性
  15. 文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越

さて、ここまで説明し、本題の生命力とはなにかを説明します。

ここでは日本が生んだ昭和の大哲人、中村天風師の表現をお借りして説明します。

「生命力とは、以下の六つで構成されている。

  1. 体力
  2. 胆力
  3. 判断力
  4. 断行力
  5. 精力
  6. 能力

体力とは、頑健、強靱な体力を持ち、丈夫で元気に満ちあふれていること。身体の健康と心の健康の両立が大切。

胆力とは、何が起こっても動ずることのない心の安定。不動心と常時、落ち着いた態度と度胸を持っていること。

判断力とは、脳(脳細胞)をフル回転して、観察調査、比較検討、推理推測、判断する力。脳を常時 活用できる状態にしておくことも重要。

断行力とは、体力、胆力、があっても、良いと判断したことを実行できる断行力がなくてはすべてが無である。また、良くないことを止めるという断行力も大事である。

精力とは、精神的精力(克己心と忍耐力)と肉体的精力(食欲と性欲)。克己心がなくなると感情的になり、怒り、恐れ、悲しみに支配される。忍耐力が無くなると、根気が続かなくなる。食欲とは、個体維持の本能で、性欲とは,種族継続の本能である。 

能力とは、すべきことをするだけの能力を備えること。

人間は、男性が子どもを産む能力以外の能力は、鍛錬と努力により身につけることが出来る。」

のだそうです。

そして、

「この能力の維持強化に日頃から努め、上の力を身につければ、

「長さ」長く生きる。

「強さ」強く生きる。

「広さ」広く生きる。

「深さ」深く生きる。

ことができ、

「不幸の原因(病、煩悶、貧乏)から脱却して、幸せな人生が送られる。」中村天風教義より

ということで今回は、生命力、絶対的幸福感をもって人生を生きる条件をお示ししました。

 

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